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June 2009

2009.06.23

陪審員制の問題点

グレッグ・マンキューは、自身が陪審員に選ばれたことを6月23日付のブログに書いている。医療関係の訴訟のようだが、その中身についてかなり具体的なところまでブログで発表している。これは、日本のように秘密保持義務が厳格で、陪審員は公にほとんど何も言えないのとは対照的だ。ちなみに、マンキューは陪審員として不適格であるとして法廷から追い出された、とのこと。その理由が「ハーヴァード大学の経済学部教授であるから」ということであるのであれば、確かに彼ならずとも納得し難いところだ。

陪審員制について法曹界の知人と何度か議論したことがある。予想されるところではあるが、多くの専門家は陪審員制について否定的な見方をしている。実際に運営に関与している高裁判事の友人から実際的問題を色々と聞くにつれ、これを現実的にうまく機能させるのは非常に困難であると考えるに至った。

一般人の判断を取り入れようという理念には大いに賛同するところであるが、仏作って魂入れず、になっているように思える。いかがだろうか。

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2009.06.22

CO2の謎に一歩迫る

何が胡散臭いといって、地球温暖化に関する議論くらい胡散臭いものも少ないように思う。

「今のようなペースで大気中の二酸化炭素が増えていくと、百年後には気温が平均3度上昇し、人類は危機的状況に直面する」などと、あたかも実際に確かめたようなことが喧伝される。しかし、その議論には問題が多い。以下、ランダムに、思うところを書いてみたい。

1)遠い将来のことを予測するのは極めて難しい。今の人間が予想もつかないことが起きる可能性がある。「今後、地球はむしろ寒くなる」というような見方も専門家の間で存在するわけで、断定的な物言いは避けるべきだ。
2)たとえば電気自動車は省エネに貢献する、として多額の税金が投入されている。しかし、今のように車ごとにガソリンを供給する方が発電所から電気を分配するよりもエネルギーの消費量が多い、というというのは本当なのだろうか?(こういうところが胡散臭く思わせる一つの要因だ・・。)
3)CO2の排出を減らすには、結局は経済成長のペースを下げるしかない。でもそうすると、途上国を中心に多くの貧しい人の生活をさらに悪化させることにつながる。これはトレードオフの問題であり、優先順位を冷静に考える必要がある。(CO2削減が疑問なく最重要課題なのであれば、原発を増やす、という選択肢があるが・・・。)
4)温暖化が進むと、島が消えるとか動物が絶滅する、という話がある。でも一番大事なのは人間の生活だ。島が増えたり減ったり、生物が誕生したり絶滅したり・・・というのは今まで絶えず起きてきたことだ。
5)温暖化によるメリットもいろいろある。たとえば農業の生産性が向上する(例:シベリアで農業ができる・・・とか)。

さて、これに関連して面白い記事を読んだ(ナショナル・ジオグラフィック誌、元記事はサイエンス誌)。これによると、大気中のCO2の濃度についてのデータは八十万年前くらいまでしか遡れなかったそうだ。(氷河を調べるらしい)

しかし、ある種のプランクトンに含まれる化学成分を調べることで二百十万年前までのデータが正確にわかるようになった。それにより、氷河期の前にはCO2の濃度が下がったはず、というそれまでの仮説が覆った。実際にはCO2の濃度はシーソーのように上下してきただけとのことだ。

今後の課題は以下の点にあるそうだ。

「五千五百万年前に深海の気温が急激に八度も上昇したことが地層の記録からわかっている。これについての研究が進めば、将来の予測にもっとも強力な材料になるだろう」

CO2の濃度と気温との因果関係については、今までは最近のデータしか使っていなかったので、正確なものではなかったとのこと。

今後の研究に期待しましょう!


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2009.06.16

不動産会社になりたいの?

先日、全国紙の不動産開発事業の責任者をされている方からお話を聞きました。Aさんは第一線の記者そして編集者として活躍されていましたが、人事異動で不動産担当になった方です。

ご存じのように新聞社を巡る環境は非常に厳しい。若い人が新聞を読まないので、販売部数が減る一方。そこでAさんは「不動産から収入を得ることで本業を守る」「新聞を出し続け、社員を食わせるために不動産事業をする」とおっしゃていました。

これについてはかなり厳しい意見が飛交いました。

いわく
「不動産の素人がそんなことをやって大丈夫なのか。武家の商法ではないか」
「カネがあるのなら他のマスコミ関係の会社に出資する、といったことをまず考えるべき」
等々・・・。

私はこれらの意見にほぼ賛成です。加えて、こんなことを考えました。

1)日本の企業はカネが余ったら「とりあえず不動産でもやろうか」という思考形態になるらしい。それって安易な発想ではないかしらん?不動産のプロが聞いたらさぞかし悔しく感じることでしょう。不動産屋が「とりあえず新聞でも出そうか?」ということはないでしょうから・・・。

2)日本の企業で多くの不動産を保有している例は多い。株をもっている場合もある。そうすると
会社=本業+不動産+株式
ということになる。
本業がだめなのを不動産・株式がカバーすることもあれば、本業は良いのに不動産・株式が足を引っ張る場合もある。これは一種のリスク分散であるが、こういうのは良くない。本気でやっていない投資は全て博打であるからだ。博打をやめるべきなのは当然の話。経営者は本業に集中すべきである。リスク分散が必要ならば株主が多種類の株式を持つことで達成できるのだから。

では。


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2009.06.14

アメリカの街は生き残るためにブルドーザーでつぶしている

アメリカ中西部では五十の都市を大幅に縮小する計画が進んでいる。
GM発祥の地FlintではGMが79,000人雇っていたのが8,000人までに減った。失業率は20%に近づき、市の人口はほぼ半分の110,000になった。そのため市の周辺部の1,100戸の空家をつぶしたが、新たに3,000戸を取り壊す必要があるという。

「街の縮小は避けられない運命。それに逆らおうとするのは重力に逆らおうとするようなもの」と担当者は言う。

確かに人間に栄枯盛衰があるように街にも栄枯盛衰がある。このように小さくなる街がある一方で、百年前にはほとんど人が住んでいなかったラスヴェガスがいまや人口百八十万(周辺部を含む)の大都市になっている。

過疎化が進むからといって安易に補助金漬けにするのではなく、あくまで自助努力を基本にしているところがアメリカらしい、といえるかもしれない。

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2009.06.13

審査員は何を考えていたのか?

ヴァンクライバーン・コンクールで中国人とともに日本人の盲目の青年が優勝した。コンクールの結果などというものは入学試験の結果と似たようなもの。若い時の一時点に課題をどのようにこなしたかを示すだけで、大した重要性を持たないが、話題になっているようなので一言書いておこう。

まず世評は散々であるようだ。たとえば"what was the jury thinking (審査員は何を考えていたのか?)"と題されたBENJAMIN IVRYの評論から。

".....Nobuyuki Tsujii, a student-level Japanese performer plainly out of his depth in the most demanding repertoire......"
「学生レベルのピアニスト辻井信行は明らかに彼の手に余る難しいレパートリー(ハンマークラヴィーアソナタのこと 筆者注)を弾き・・・・・・」

Many articles have focused on the fact that Mr. Tsujii was born blind and learns music by ear. But only results count, and his June 6 performance of Rachmaninoff's Second Piano Concerto with the mediocre Fort Worth Symphony Orchestra, led with steely resolve by James Conlon, was a disaster.
「多くの記事では辻井氏が盲目で耳から音楽を覚えていることに注目している。しかし結果だけしか意味はない。そして彼のラフマニノフのピアノ協奏曲第二番は・・・・・中略・・・・・ディザスター(最悪)だった。」

私はテレビ等でちょこっと演奏を聴いただけだが、確かに恐ろしく指は達者であるものの平板でつまらない演奏であることは瞬時にわかった。ピアノという楽器は数多くの音を演奏者ひとりで操って立体的に音楽を作れるところがダイゴ味だが、その特性が全く生かされていない。まさにスチューデント・レベルの演奏だ。これは音楽を聴く耳を持っている人なら共通に感じるところだと思う。

同コンクールでファイナリストになりながら賞を逃したイタリア人ピアニストの評判が良いようなので、比較のためにハイドンのソナタをYoutubeでちょっと聴いてみた。それほど大したものではないかもしれないが、センスの良さがうかがわれる演奏ではあった。

今回の最上位の三人は、日本、中国、韓国。オリエンタルの演奏ってホントつまらないんですよね。何とかして!

辻井氏が目が見えないハンディを克服して頑張っているのは素晴らしいことだが、それは次元の違う話だ。その辺をバサッと厳しい言葉で斬っているのは評論家として正しい態度であるだろう。

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2009.06.12

やっぱりkindleが良さそう

モノの流通がボーダーレスになってきたので、大抵のモノについて内外価格差はかなり小さくなりました。でも未だに日本で買いにくいのが洋書です。

Amazon.co.jpで1500円以上をまとめて注文すれば問題はありません。でも、必ずしも欲しい本が在庫にあるわけではなく、Amazon.comにいくこともしばしば。そうすると送料がかかってきます。

そして、それ以前にどういう本があるのかを知るのが難しい。私のように東京に住んでいる者は丸善や紀伊国屋などの店頭にいくことが可能ですが、残念ながらノンフィクション系洋書の在庫は非常に貧弱。結局は各種書評やブログなどで情報を得るしかありません。

そこで期待しているのがKindle。七月にアメリカに行くのでその時にKindle DXを是非買いたいと思っています。一冊10ドル弱で一冊まるまるダウンロードできるとは、まさに私のような人間にぴったりです。

さて、このエッセーでは、ペーパーバック、オーディオブック、Kindle、iPhoneで同じ本を読み比べています。意外だったのは、著者がiPhoneをKindleよりも高く評価していること。「年寄りには画面の大きいKindleが良いようだが、ゲーム世代は小さい画面で問題ない」とのこと。

・・・ということはゲーム世代よりも上の私にはやっぱりKindleが向いているということだろうか?

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映画ファンドについて

電話取材でしゃべったことが記事になっているのを知りました。こちらです。こういうリスクの高い投資というのは難しいですね。

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2009.06.11

アメリカでアナログ放送が終了します

アメリカでは今週土曜日にアナログTV放送が終了します。三百万近い家庭ではテレビが見られなくなるそうです。コンバーターの購入には政府の援助があるが、アンテナの調整・交換の費用は自前なので・・・。

でも、代わりに政府はアナログの電波を売ることで二百億ドルを手にするとのこと。ケーブルや衛星放送の契約者も増えている。いずれにせよこれにより通信の便宜性が向上しないと意味がありません。こちらの記事より。

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投資するならワイン?

八年前に$100,000を投資していたとしたら今はいくらに増えているか?

高級ワインのインデックス Liv-Ex 100   $230,000
株式(ウォールストリート) $109,000
米国債(中期)                 $150,000

高級ワインへの投資は年利にすると約11%という素晴らしい利回りです。

でも将来もこのパフォーマンスが続くという保証はありません。この記事には、以下のような注意事項があげられています。
ー 飲んでしまわないように!
ー 輸送と貯蔵のコストは高い!
ー 本当に良いワインでないとダメ
ー 株と違って流動性に欠ける(飲料だけど・・・)、つまりすぐ売れるかどうかわからない
ー 一般人は味にこだわりはなく、安いワインで満足している


 

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2016年はシカゴ?

2016年のオリンピックの開催地は東京、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリードの四都市が最終選考に残っています。

どの都市が選ばれるかは10月2日のコペンハーゲンのIOCで決定します。100人を超えるメンバーが投票権を持っていますが、決定までに何度も投票が行われることになります。まず第1回目の投票で獲得票が一番少ない都市が落とされます。そして第二回でまた同様に落とし・・・と続けて、最終的に過半数を獲得した都市が選ばれます。

このやり方が本当に公正かどうかを上手にまとめたのがこの文章。シカゴ大学の政治学と経済学の教授が書いたものです。この四つの表について私は一度目に読んだときは良く理解できませんでしたが、読み返したら自明であることがわかりました。要は、選び方次第で結果は大きく変わる、ということ。例えばある都市が平均的に他の都市よりも好まれたとしても、そこが選ばれる保証はありません。こういう投票については絶対的に正しい方法というのはないのですね。

ちなみに彼らは当然ながら「シカゴは選ばれるか」という視点で考えています。

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2009.06.10

グーグルで失業率がわかる

ドイツの学者によると、グーグルで「会社を辞めた」というような文章を検索して統計処理をしたところ、かなり正確に失業率が推測できることがわかったそうだ。失業率が発表されるまでには数週間のタイムラグがあるが、今後エコノミストが予測する場合は、まずグーグルを調べるようになるかもしれない。ネタはこちらから。

グーグルのキーワード検索でわかることはまだまだ色々とありそうだ。

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メールによるコミュニケーション

これは書評として書かれたものですが、メールや携帯電話によるコミュニケーションに関して深い考察がなされています。「ブロガーに関する五つの超秘密」というのをここに紹介しておきましょう。

1.誰もが価値ある話が出来るというわけではない。
2.独創的なことがいえる人は少ない。
3.文章を上手に書ける人はごくわずか。
4.大抵の人は、人に好かれるためなら何でもする。
5.「お客様」は常に正しいが、「人々」はそうでもない。


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注目すべき記事

1,000,000 words!
英単語の数が百万語になろうとしているそうです。百万番目の単語の候補にはこんなのがあります。

* Jai Ho!
ヒンズー語。映画「スラムドッグ・ミリオネア」から。「やり遂げた」という意味。
* Mobama
オバマ夫人のファッション。「彼女はモバマイッシュね・・・」
* Wonderstar
スーザン・ボイルみたいな人。
* Zombie Banks 」
政府の援助がなければ存続不可能な銀行

ラードが健康に良い、という記事。
長い間ラードは健康に悪いと言われてきたが、やっと名誉回復されつつある、という話。驚くこともないでしょうね。人間の知識はまだまだ開拓途上なのですから。ちなみに、野菜と魚が健康に良いといわれますが、モンゴルのゲルで暮らしている人は肉や乳製品ばかり食べているはずなのに、なぜ健康なの?

ワーグナー対メンデルスゾーン
不器用で大器晩成、エゴイストでユダヤ人差別で悪名高いワーグナーと早熟で万能の天才で裕福なユダヤ人家庭で育ったメンデルスゾーン。この二人は対照的だなあ、と以前から思っていましたが、ドレスデン歌劇場で二人が同時期に仕事をしていた・・・といった話を初めて知りました。ドイツ人が書いたエッセーなだけに、ユダヤ人差別にたいして注意深い分析がされています。

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2009.06.09

銀行の収益性(続)

一ヶ月も前の古いポストだが、スロウィキが日米の銀行の比較をしている

彼は、アメリカの銀行はかつての日本の銀行のような「失われた十年」のような状態にはならない、と言う。なぜならアメリカの銀行の収益性が高いので、利益で問題を解決できるから。

一方で、日本の銀行は企業に対してエバーグリーンの貸出し(半永久的な貸出)をしていて、問題がある、とのこと。

目新しいところはないが、正しい指摘ではある。

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銀行の収益性

今日の日経新聞の経済教室でマッキンゼーの本田佳子さんが日本の銀行の収益性の低さについて分析しています。ここで書かれていることに120%同意します。私が各所で主張してきたことと基本的に違いがありません。最大の問題は銀行の経営者の意識が低いことでしょう。まずは持合い株式を売ることから始めて欲しいですね。

ちなみに本田佳子さんは私の友人でかつ専門分野もほぼかぶっていますが、彼女から「仕事の話を一度もしたことがないわね」といわれる始末。今度会ったときはオペラの話だけでなく金融の話もすることとしないと・・・。


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アップルが新しいiPhoneを発表

アップルが新しいiPhone3Sを発表しました。各紙で競うように報道していますが、現時点で一番詳しいのはたぶんこちらでしょう。少し前から値下げの予想の記事を書いていたFTもトップ扱いです。Bloombergのヴィデオは何故かうまくみられないようです・・・。

簡単にまとめると
1)値段が下がった。一番安い8GBのモデルで99ドル。同じメモリで比べると旧モデルのちょうど半分になった。
2)3SのSはスピードということ。
3)カメラが新しくなり、ヴィデオ機能がついた。
4)ヴォイス・コントロール機能(声に反応する)
・・・・・

その他にも色々ありますので、ご自身で確認ください。

実は私自身はiPhoneをもっていません。普通の携帯でもHPを読めるし・・・と考えてきたからです。でも、とうとう「買い時」が来たのかもしれませんね。良く検討します!

では。

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2009.06.08

注目すべき記事

経済危機で日本はなぜこんなに大きな打撃を受けたのか:アジア国際産業連関表による分析
深尾京司(一橋大学経済研究所教授)と袁 堂軍(一橋大学経済研究所特任准教授)による分析。これによると
1)今回の世界経済危機の下では、欧米と比較して日本は最も深刻な打撃を受けた。日本が受けた打撃の大部分は外需の減少(特に輸出の減少)で起きている。
2)日本が米国を含め他の諸国より格段に深刻な外需の減少を経験した原因としては、幾つかの要因が考えられるが、三角貿易の影響が重要。我々は、アジアIOを使って、米国の最終需要減少がアジアの貿易と日本や中国のGDPに与える影響を試算した。その結果は、三角貿易の縮小効果を明確に示していた。米国だけでなくアジア諸国の中間投入が減るため、大量の中間財を輸出している日本のアジア諸国に対する純輸出は減少する。一方、中国は中間財を大量に輸入していること、および米国の最終需要向け輸出の大幅減により国内生産が大きく落ち込むことを反映して、日本を含めたアジア諸国に対する中国の純輸出はむしろ増加した。また、中国では輸出産業の付加価値率が低いことを反映して、そのGDP減少は生産の減少と比較すると軽微であった。

これは実は英文のサイトから知りました。

Why Home Prices May Keep Falling
住宅ローンについて深い理解をしているロバート・シラーのエッセー。住宅価格がなぜゆっくりと下がるのか、という点についての考察。住宅を一度買ってしまうとそう簡単には売らないから、というのはおっしゃるとおり。

Burned Out on Detroit
デトロイト出身の著者は故郷に対する愛着は深い。でも逃げちゃったゴメンナサイ、という内容。デトロイトの人口は1950年から半減した、というのはショッキング。

I, for One, Welcome Our New Android OverlordsGoogle's mobile operating system is jumping to the PC. Hallelujah!グーグルの携帯用OSであるアンドロイド。しかし、実はこれがPCにも使われる日も遠くない。この秋にもAcerやAsusなどがネットブックにアンドロイドを使った製品を出す予定。楽しみ!


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2009.06.07

私とウェブ

恥ずかしながらウェブの進化になかなかついていけないでおります。

現在、PCについては自宅のデスクトップ(オリジナル)とネット・ブック(アスース)の二刀流。ネット接続には自宅(マンション)で光(無線LAN)を入れ、外出時にはイーモバイルというスタイルです。プリンターはエプソンのレーザーとHPのインクジェットで、どちらも無線LAN接続しています。実は機種の選択から設定その他でどうらくPCの田中さんという方に全面的にお世話になっています。(私一人では無線LANの設定はとてもできません。)おかげで、これらのハードには大きな問題はないですが、強いていえばHPのインクジェット・プリンター・スキャナー(私が勝手に購入した)はインクの消費量や機能面でイマイチかも・・・といったところでしょうか。

Windowsは(当然ながら)XPです。ウェブブラウザーはExplorer。FirefoxやGoogle Chromeも入れていますが、長年の習慣と、たまにExplorer以外では開けないサイトがあるので・・。

調べものについてはdeliciousを使ってきました。非常に使いやすいブックマークで大変気に入っています。今時は経済関係の重要なデータ(IMF、BIS、日銀など)、英語の論文、英語の記事は大半がウェブで読めますよね。私が購読料を払っているのはFinancial Times、Wall Street Journal、 The Economist、New Yorkerくらいですが、必要と思われるものをdeliciousにどんどん登録してしまえば、どこでもネットブックで仕事ができます。

deliciousに唯一欠点があるとすると、ウェブサイトしか整理できないところです。そこで、それ以外のさまざまなフォーマットの文書などを含めて一気にぶっこめるソフトがないか・・・と思っていたところ、Evernoteのことを最近知り、「これだ!」と思ったところです。まだ慣れていませんが、ひょっとしたら「究極の」メモ帳と言えるものかもしれません。

でも、まずはブログを充実させることが先決ですよね。Economist's viewの右側のリンク表を見るたびに「頑張らねば・・・」と思うのですが・・・。

では。


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2009.06.06

お久しぶりです

ずいぶん御無沙汰してしまいました。すみません。また書き始めます。今日はネットの記事を二つご紹介しましょう。

Facebook Pakistanis unite against terror
こちらは
パキスタン人がタリバンのテロに対峙して頑張っていることを紹介している記事です。興味を引くのはfacebookを活用しているということ。

このところ大きな事件や災害が起きると、何よりも早くfacebookやblogsで情報が伝わることが多いようですね。つまり新聞やテレビといった伝統的なマスコミに対する強力なライバル出現ということでしょう。

Bank CEOs 2, China 0
アメリカの銀行の株価の上昇についてのブログ
。銀行の経営者自身は売っていているので、結局この上昇は続かないのかも、という見方。一方で中国の投資家は買っているそうです・・・。

でも、銀行のCEOが買った時に必ず上がるのであれば、まさにインサイダーそのもの、かも??

では。

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