不動産会社になりたいの?
先日、全国紙の不動産開発事業の責任者をされている方からお話を聞きました。Aさんは第一線の記者そして編集者として活躍されていましたが、人事異動で不動産担当になった方です。
ご存じのように新聞社を巡る環境は非常に厳しい。若い人が新聞を読まないので、販売部数が減る一方。そこでAさんは「不動産から収入を得ることで本業を守る」「新聞を出し続け、社員を食わせるために不動産事業をする」とおっしゃていました。
これについてはかなり厳しい意見が飛交いました。
いわく
「不動産の素人がそんなことをやって大丈夫なのか。武家の商法ではないか」
「カネがあるのなら他のマスコミ関係の会社に出資する、といったことをまず考えるべき」
等々・・・。
私はこれらの意見にほぼ賛成です。加えて、こんなことを考えました。
1)日本の企業はカネが余ったら「とりあえず不動産でもやろうか」という思考形態になるらしい。それって安易な発想ではないかしらん?不動産のプロが聞いたらさぞかし悔しく感じることでしょう。不動産屋が「とりあえず新聞でも出そうか?」ということはないでしょうから・・・。
2)日本の企業で多くの不動産を保有している例は多い。株をもっている場合もある。そうすると
会社=本業+不動産+株式
ということになる。
本業がだめなのを不動産・株式がカバーすることもあれば、本業は良いのに不動産・株式が足を引っ張る場合もある。これは一種のリスク分散であるが、こういうのは良くない。本気でやっていない投資は全て博打であるからだ。博打をやめるべきなのは当然の話。経営者は本業に集中すべきである。リスク分散が必要ならば株主が多種類の株式を持つことで達成できるのだから。
では。


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